2023年06月23日
移転と共に植樹された梅の木。二メートル位にまで育っています。
移転してからの年月。ずっと私達を見守ってくれています。
今年もたくさん実をつけ、収穫の時期がやってきました。
これから梅シロップになり、入居者様のお口に届くのは少し先に
なりそうです。
【令和にまつわる梅の話】
梅の実は奈良時代にはすでに柿・桃・梨・あんずなどと同様に生菓子に加工して食べていたようです。そして時代を経て、梅の効用を体験的に知るようになり、梅の塩漬けを保存食・食薬品として用いるようになりました。戦国時代には、兵士の栄養補給食として大変重宝されたそうです。歴史は長く深いです。
初春の令月にして(しょしゅんのれいげつにして)
気淑く風和らぎ(きよくかぜやわらぎ)
梅は鏡前の粉を披き(うめはきょうぜんのこをひらき)
欄は珮後の香を薫らす(らんははいごのこうをかおらす)
訳)初春の素晴らしい月にして、風も春の陽気のように穏やかに、梅は鏡の前の美女が装う白粉のように開き、欄は飾った香のように薫っている。
「万葉集」大伴旅人
咲き誇る梅が告げる春の訪れのような、明るく期待に満ちた歌から誕生した「令和」には、一人ひとりの日本人が、明日への希望を胸に、それぞれの花を見事に咲かせることができる。そういう日本でありたいという願いが込められているそうです。
いつの世も花が咲き誇っている時ばかりではありませんが、これからの私達の日常が明日への希望を持てる毎日であることを願いたいですね。
sub-story・・・最近の亀子さん
全長13~15㎝
横幅8㎝
大きく大きく育っています。人の顔がわかるようになり、見慣れた人には、首を伸ばして眺めてきます。ちなみに猫のように頭を撫でさせてくれます(笑)